絶賛不定期連載中
思いつくまま気のままに。
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ただ一つだけ治らないものがあった。
「死ねばいいのに」という口癖だ。
これがまた無意識のうちに出るから問題なのである。


高校の時、初めて出来た友人とお笑いライブに行ったことがある。
私は行く気が全くなかったのだが、初めて出来た友人を手放すのは少々勿体無かったので渋々付いていくことにした。
だが、それが最初で最後のお笑いライブになってしまったのだ。
なんでも私は笑う毎に「ハハハ、死ねばいいのに」と言っていたらしい。


そうなのだ。私は「バカだなぁ」とかそういう意味でつい「死ねばいいのに」と言ってしまう。
いつかは治さなきゃいけない癖なのはちょっとだけ理解している。
だが、全然治る気配が無い。なぜなら治さなければいけないのは理解しているが、治す気が全くないからである。


「死ねばいいのになぁ…」


またそうやって呟いてしまった。今回は意識的に。
日が暮れて、真四角な空に星が見えるマンションの屋上で。
ちょっとだけ肌寒い風を感じながら、縁に腰掛けて。
【2005/06/28 22:37】 物語 | トラックバック(0) | コメント(0)
そのバツゲーム(たぶん)以降、彼は急に優しくなった。
なぜ急に優しくなったかはわからない。
私の本当の美しさにやっと気付いたのかしら?


子供の頃、私は近所で評判のカワイイ子供だった。
だった、というのはおかしいな、今もカワイイのに。
そうなんだ実際。
今は前髪をたらして分厚い眼鏡を掛けてるけど、家に帰って洗面所で自分の顔を見ると「あらカワイイ」なんて思ってしまう。
我ながら手前味噌で申し訳ない。


うーん、そんなことに気付いただけで優しくなるのかしら。
それとも「私、出来ちゃったみたい」とうそぶいたのが原因か。
うん、そうだ。たぶんこっちだ。


私は彼が優しくなって嬉しかった。
今までそんな風に優しくされたことは全然無かったし、
何よりも自分自身の劇的な変化が面白かった。
身なりにも気を使い始め、性格も少しずつ柔らかい方向へと変化していく。


いつの間にか呪い睨みこと「メデューサアイ(彼命名)」も忘れていた。
【2005/06/27 21:52】 物語 | トラックバック(0) | コメント(0)
彼と出会ったのは私がまだ中学生の頃だった。


当時の私は近寄るものの全てを恨むような目をしていたので、誰一人として自主的に寄って来るようなもの好きはいなかった。
私としてはその孤独感が心地よかったし、何より安心できたのだ。
まぁ、そんな雰囲気だったからイジメの対象ではあったけど。


ある日彼が私に近づいてきた。そして、
「俺と付き合ってくれないか?」
と言ってきたのである。
私は生まれて初めて聞くその言葉をイマイチ理解できなかった。
まるでアフリカ奥地の原住民が使う言語のような感覚。
彼の顔を自慢の呪いの目つきで睨んでいると、
彼はもう一度確かめるように「付き合ってくれないか?」と言った。
理解できた。やっとこさ理解できた。
後ろの方で男子が何人かクスクスと笑っている。
たぶんバツゲームかなんかだろう。


その日の帰り、彼の部屋に一緒に行って抱かれた。
たぶんココまでがバツゲームだったのだろう。
【2005/06/26 12:38】 物語 | トラックバック(0) | コメント(0)
『あなたは覚えていますか?


あなたが私に愛を伝えてくれた時のことを。
あなたが優しく私に微笑みかけてくれた時のことを。
あなたがその大きな心で私を包み込んでくれた時のことを。
私は今でもはっきりと覚えています。
たぶん、いや、絶対に一生忘れることはありません。


この前あなたは言ってくれましたよね。
「ずっと君と一緒にいたい」と。
私は信じています。いや、信じていました。


私はあなたを愛しています。
これからもずっと愛していきます。


もうあなたと会うことは無いかもしれません。
だから最後に一言だけ言わせてください。


「私はあなたを許さない」』



こんな手紙―手帳の切れ端だが―を彼の家に置いてきた。
置いてきたと言うには少し生易しいかもしれない。
正確に言うなら「テーブルの上の手紙に包丁を突き立ててきた」というところだ。


彼は私を置いて他の女のところへ行ってしまった。
まだ決まったことではないがそんなところだろう。
なんせ私の家に全裸の彼と女が居たんですもの。
「やべ、カワイイじゃん」それが女の第一印象。


彼も女もメチャクチャ慌ててた。たぶん二人して着るものを探してたんだと思う。
二人とも壊れたゼンマイ仕掛けのおもちゃみたいだな、と思ったところまではハッキリ覚えている。


その時、残念ながら私の部屋に私の居場所は無かったらしい。
私は何か意味の分からない呪詛めいた言葉を吐き出しながら部屋を飛び出した。


そして今、死に場所を求めて歩き回ってます。

―続く―
【2005/06/24 22:46】 物語 | トラックバック(0) | コメント(0)

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